最近、ガソリン価格を政府の補助金などで抑える政策について、いろいろな意見があります。
中には、
「ガソリンを安くすると、その分、家計に余裕ができて消費が増える。結果として、インフレを加速させるのではないか」
という意見もあります。
確かに、これは一理あると思います。
ガソリン価格を抑えることで家計の負担が減り、そのお金が買い物などに回れば、需要が増えて物価上昇につながる可能性はあります。
一方で、私はそれでも、ガソリン価格を300円、400円といった水準まで上げるより、政府が一定の補助をして170円程度に抑えるほうがいいと思っています。
ガソリン高は車を使う人だけの問題ではない
ガソリンや軽油が高くなると、トラックなどの輸送費も上がります。
そうなると、
ガソリン高
↓
物流費の上昇
↓
食品や日用品の値上げ
↓
企業のコスト増加
↓
最終的に消費者の負担増
という流れが起こります。
つまり、ガソリン価格の上昇は、車を使わない人にも影響します。
特に地方では、通勤や買い物などで車が欠かせない人も少なくありません。
ガソリンが300円、400円になれば、生活への影響はかなり大きくなるでしょう。
もちろん補助金にも問題はある
だからといって、政府がいつまでも補助金を出し続ければいいとは思いません。
補助金には国の財政負担があります。
また、価格を人工的に抑え続けることで、本来の市場価格が分かりにくくなるという問題もあります。
そのため、原油価格が落ち着いたときには、補助を段階的に減らすなどの対応も必要だと思います。
私が一番大切だと思うこと
結局のところ、問題は「ガソリンを安くするか、高くするか」だけではないと思います。
一番大切なのは、
物価が上がっても、それ以上に給料が上がる社会を作れるかどうか。
ここではないでしょうか。
ガソリン価格を300円、400円にして物価上昇を抑えようとしても、家計が苦しくなってしまえば意味がありません。
私は、多少のインフレを抑えるために生活に必要なエネルギー価格を大幅に上げるよりも、ガソリン価格をある程度抑えて、家計と企業の負担を軽くする政策のほうがいいと思います。
もちろん、170円という価格が絶対に正しいという意味ではありません。
ただ、
「生活を守るために、ある程度の価格で安定させる」
という考え方は必要なのではないでしょうか。
55歳になった今、これから先の生活を考えると、私は「国全体の数字」だけではなく、実際に毎月生活している人の負担がどうなるのかを重視したいと思います。
皆さんは、どう思いますか?
ガソリン価格は、できるだけ市場に任せるべきでしょうか。
それとも、政府がある程度介入して、生活に大きな影響が出ない水準に抑えるべきでしょうか。

